ギャル系女子が今日、黒髪おさげでやってきました。



「はぁ……もうわかった。
俺もカッとなりすぎたよ。」


「うん……」


「また今日から、よろしくな。」


「うん。よろしくっ!」



よかった。


ちゃんと丸くおさまった。



「あ、でも………」



ひとつ、言えてないことがある。



「千鶴ちゃん、言って。」


「わかった。」



仕方ないか。


やっぱ、隠し事は苦手だし。



「あのね………」



あたしは真剣な目で杏里と瑠衣を見た。