「やっぱり別れようか。」 「は?千鶴、なにいってんだよ。」 「だって……このままじゃ杏里が」 「俺より杏里かよ。 さっきまでとえらい違いようだな。」 そんなこと言われたって……! 「仕方ないじゃん! もちろん瑠衣のこと、大好きだけど…… 杏里だって大事なんだよ!」 あの3人じゃないとやってけないよ。 「……わかった。 じゃあ別れよう。」 「瑠衣、ごめん。」 「これからは関係ねーから、ぜってー話しかけんなよ。」 そう吐き捨てて瑠衣は歩いて行った。