ギャル系女子が今日、黒髪おさげでやってきました。



やっと仁香の家に着いた私達。



「千鶴…リアルな重さだな。」



「なによ…重くて悪かったですねー!」



「ぷっ……」



私を小馬鹿にしたような笑い方をして、
顔を近づけてくる。



「な、なに?」



「可愛いね。千鶴。」



「…//////」




もう、瑠衣のバカ。




「とりあえず、おろしてっ」



「はい。」




私は滑るように瑠衣の腕の中から降りた。



「あれ?なんでいるの……」



鎖のゲージの向こう側で、気まずそうな顔をしているのは、仁香だった。


「仁香……」




「千鶴ちゃん……良かったね。
あと、ごめんね。」



申し訳なさそうに、仁香が言った。



「気にしなくていいから。
でも、これからは隠し事なしね?」



「……うんっ」




よかった。

仁香、機嫌戻してくれて。