今いたところから10分くらい歩いたら里原の家に着いた。 まあまあなデカさの家だ。 しかも、ちょっと可愛らしい。 「入って。」 里原は玄関のドアを開けてあたしに言った。 「お邪魔しまーす。」 やば。 ドキドキする。 好きな人の家に入るって、こんな感じなんだ。 リビングに入ると、里原はちょっと待ってろ、と言って自分の部屋にもどった。 「……どんなんだろ……」 失礼かもしんないけど、モッサいイメージしかないからな……