なかなか眠れないから、ずっと里原と仁香のことで頭がぐるぐるしてた。 結局、雅也のことは話せなかったし。 里原とか、もう投げやりだし。 「はぁ………もう、疲れるって。」 仁香に気づかれないように、弱音を吐いた。 そのままあたしは、眠気に誘われて、寝た。 「……千鶴ちゃん。ごめんね……」 仁香が、あたしの弱音に気づいていたとは知らずに。