仁香の荷物が用意できたから、一緒にあたしの家まで向かった。
「久しぶりだなぁ……千鶴ちゃんちっ」
「そうだね。1年ぶりくらい?
ずっとカラオケとか喫茶店とかばっかりだったしね。」
「本当は私、お家で遊んだりする方が好きなんだ。」
「そうだったんだ……じゃあ仁香には無理させちゃったね……」
「そんな……!無理とかじゃないよ?」
「うん。わかった。
優しいね、仁香は。」
「そんなこと……ないよ//////」
「も〜!なに真っ赤にしちゃってんの!」
あたしは仁香の照れた顔が可愛くて、つい髪をわしゃわしゃとしてしまった。
「仁香、着いたよ。」
あたしは、家のドアを開けて
「ただいまー」
と言った。

