「よし、じゃあ今日は帰ろ?」 「……ねぇ、千鶴ちゃんの家に、泊まってもいい?」 「いいよ。いつでも来な。」 「話したいことが、沢山あるから……」 そう言って、真剣な顔になる仁香。 雅也のこと以外にも、なにかあんのかな? う〜ん……… 里原絡みの話だったらちょっと嫌だなぁ… 「とりあえず、荷物用意しないと。 あたし、待つから。」 「わかった。」 あたしは、仁香と一緒に横断歩道を渡った。