あたしが後ろを向いた瞬間、世界が真っ白に染まった。
「きゃっ」
しーん………
な、なにが起こったの!?
「よかった……どこも、怪我、ないか?」
目を開けると、かなり近くに里原の顔があった。
「え、や、なんで??」
「なにが?」
「や、えっと……か、顔が」
「うわぁぁあっ!」
バタッ
「す、すまん!わざとじゃない!
資料が君の方に落ちそうになったから!」
「そ、そっか……わかった。うん。
じゃあさ、それ、片付けないとね。」
「え、君……そうゆうの嫌いなんじゃ…」
「はぁ?あたしが? 確かに面倒なことは大っ嫌いだし、もう避けまくりたいけど、今回は仕方ないし。」
てか、なに?
さっきの強気はどこ行ったの?

