〜アイツの嘘は甘い嘘〜


「いっ…たぁ…!」


急な衝撃に対応出来なかった私は思いっきり尻餅を着いた。

あまり使われないせいか、ほこりが溜まっており着ているジャージに着く。


うわっ、汚い!!

慌てて立ち上がろうと足に力を込めると…

ズキッ

「いっ…!」

言葉にならない声をあげるあたし。
どうやら、足首を転んだ時に捻ってしまったみたいだ。

「あっ、足首捻ちゃった?」

にっこり笑って可愛らしく言う里美ちゃん。
でも、声はいつもの里美ちゃんなんかじゃない。

「えっ……?」

あたしは、普段聞いたことのないような里美ちゃんの声のトーンにびっくりし里美ちゃんの顔を見つめた。