〜アイツの嘘は甘い嘘〜



「あ〜、暗い顔してた?ちょっと、朝ごはん食べてくるの忘れちゃって…!」


できるだけ、明るく笑顔で言った。

すると春音は眉を下げるが夕姫はじーっとあたしを見つめる。


「朝ごはん食べ忘れちゃったの~?お腹空くね…!春音、チョコなら持ってるけど食べる?」


そう聞いてくれる春音に罪悪感が増した。


だけど、未だに夕姫はだまったまま。


「華凛…今度ちゃんと話してもらうからね」


…バレてた。何のことかわかってない春音はキョトンとしてる。


「うん….、ごめんね夕姫」


「いいよ、待ってるから」


無理やり聞き出したりしないのが夕姫の優しさ。


甘えてばっかりじゃダメだよね。ちゃんと言わないと。