君の隣で恋をする。




1万…それでもやっぱり高い。

でも、普段生活費も何も払わないで居候しちゃってるんだから高いくらいの方が良いのかも。

よし、今回はお小遣い前借りして、後でバイト始めよう。



「一つ、聞いても良い?」

「うん?」

「何でそこまで良い人なの?」



わたしの質問に、一瞬困った顔をしてから、また笑った。



「昔から、そういう性分みたいでさ。
困ってる人みるとほっとけなくなるんだよね」

「変なの」

「そこは自覚してる」



わたしも信じられると思った。



「あのさ、4千円、お願いしても良い?」

「良いよ」

「ありがとう!
明後日払いに来るから、取り置きできる?」

「できるけど、メモしたりあるからレジまで来てもらっていい?」

「うん」



一緒にレジに行き、名前などを書く紙を渡された。



「これって…電話かかってくる?」

「予定日過ぎたらかけるけど、明後日払うなら大丈夫」

「そっか、良かった…」



わたし携帯なんて持ってないし、家に電話されてお母さんにばれたら困る。

必ず明後日支払いに来なきゃ。