「慣れてるね」
「ここ、兄貴の友達が店長だから、高校履いてすぐに雇ってもらったんだ。
部活代わりにめっちゃシフト入れてるから、もう慣れたのかもなー」
「へぇ、そうなんだ」
バイト、か…
考えてなかったなぁ。
金欠だし、わたしもバイト始めようかな。
「よし、特別にサービスしてやるよ。
何か気になるものあったら俺に…」
「あ、あのさ、じゃあ!
プレゼント選ぶの手伝ってほしい!」
「おう、任せろ!」
本当は自分で選びたかったけど、あまりにも多くて選びきれそうにないし。
男の人の意見ほど心強いものはないよね、うん。
「で、相手は?彼氏?」
「違う」
「お父さんとかお兄さん?」
「でもない」
「じゃあ、佐倉の好きな人?」
「好き…?
うーん、そういうのじゃなくて、お世話になってる人、かな」
コウのことが好き?
嫌いではないけど。
好きって言っても、ラブじゃなくてライクの方。

