「来月の合宿…グループでの役割決めしないといけなくて…」
…は?
「わたしと、佐倉さん…あと」
「ちょ、ちょっと待って!
合宿ってなに?聞いてないんだけど」
「ええと、その、先生がお家の人にプリント渡したって…」
「……あー、家か」
しばらく帰ってない上に、連絡先も教えてないから、知るわけないか。
ましてや、あの人だったら平気でプリントとか捨ててそうだし。
「それ休んだら?」
「そ、卒業できなくなります…」
「まじで?」
「まじ、です…」
今にも泣き出しそうな三田さん。
そりゃわたしも勢いよく質問責めしちゃったし、悪いことしたなぁ。
「三田さん、そのプリントって、ある?」
「あ、はい」
「見せてもらってもいい?」
「はい!す、すすすぐに持ってきます!」
「ありがとう、三田さん」
三田さんは急いで自分の席に戻って行った。
あの子、同じグループって言ってたよなぁ。
ずっとあんな感じなのかな。
うーん、なんだかやり辛い。

