「布団、準備してくるから」
「うん」
「……………」
何だろ?
無言のコウにじっと見られて、少し目を反らしたくなった。
「…ユキには近付かないように」
「うん」
「じゃ、ちょっと待ってて」
「はーい」
そう返事したわたしの頭を、コウの大きな手が優しく撫でた。
「…っ!!?」
振り返った時にはコウは既に部屋を出て行った後だった。
胸がドキドキする。
何でコウあんなことしたんだろう。
酔ってたから?
お酒マジック?
…なんだか心地良かったなぁ。
また撫でて欲しいなんて思っちゃうわたしも、漂うアルコールの匂いに酔っ払ったのかな?

