「え?なになに、もしかして同棲?」
「だから、誤解で」
「年下かぁ〜…君、大学生?」
「…高1です」
「えぇ!?
コウのやつ、ついに女子高生に手を出したのか…」
まるで自分の家かのように、くつろぎだす男の人。
室内なのに、帽子もサングラスも外そうとしない。
…本当に入れて大丈夫だったのだろうか。
「コウ、いつ頃戻って来るの?」
「…分からないですけど」
「どこ行ったか知ってる?」
「いえ」
「うーん…
君、一体コウの何なの?
本当に彼女?」
「え?」
さっきからずっと質問攻め。
勝手に誤解し続けたうえに、疑いだすなんて。
迷惑極まりない。
何て答えようか、なんて考えていたら玄関のドアが開く音が聞こえた。

