「コウ〜
開けろよ、電気付いてたの見えたぞ」
インターホンなしでも、外から大声が聞こえてくる。
やば…
今、コウはいないし、でも相手はコウがいると思ってる。
電気ついてるの見たって言うから、もう居留守は使えないし…
しょ、しょうがないよね?
これ以上騒がれたら近所迷惑になっちゃうし。
本当のこと言おう…
ガチャ
「あのー…」
「ったく、開けるの遅いんだよ、コウ!
…………って、あれ?」
わたしを見て、固まる相手。
そりゃそうだよね。
「コウは、今ちょっと外出てて…」
「え?あ?え?…誰?」
「えっと、それは」
説明に困っていたところ、急に何か思いついたように男の人が言った。
「君、コウの女!?まじ!?
くぅ〜っ、そっかそっか!
年下好きだったのかアイツ〜」
「え?あの、なんか誤解…」
「まぁまぁ、気にするな!
俺、コウの親友で、ユキって言うんだ。
よろしくな」
「えと…はい」
どうしよう…
何だかすごい誤解をされてるよ…
このまま誤解が大きくなる前に帰って来て、コウ…!

