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翌朝。
私は学校へ行くために駅のホームで電車を待っていた。

ああ、学校に着くまでの一歩一歩が重い……。


まず学校に行って、休み時間に木下君の教室に行く。
そして放課後に校舎裏に呼び出して、お詫びのお菓子と共にちゃんと付き合えない事を話す。

うん……大丈夫、なはず。

あ、でもわざわざ校舎裏に来てもらうのは大変かな。
でも校門にしても教室にしても人目につくし……うーん……。


「先輩っ!」