ようやく 明かりが その人を照らし出した


若い男の人?だった


「あれ…?和 あれ…」


りんが指を指しながら 和にしがみついた


その男は、頭に犬のような耳があり 目は、銀色でギラギラ光っている
歯も長く犬歯が剥き出し爪も長くえらく目立つ


「やっぱり この匂い…お前か!」


男は、ギラギラした目をこちらに向けたかと思うと今度は、爪を磨いでいる


《待ってたよ 剣…》


「クッ…雷我(ライガ)生きてたのか…」