《最初は、りんのチカラが目的やと思ってたけど… りん本人が目的か…》

信は、最近 もう一人の存在を感じていた
この戦いに入ってからと言うもの その もうひとりの存在が 目を覚ました… まさか それが 鈴だとは…



《《鈴… さぁ こっちへこい… お前は、鈴だ…


急に りんが静かになった僧呪の目が紅く光っていた



りんは、そのままスッと立つと 僧呪の元へ向かった



『僧呪様…鈴様ですか?』


怖ず怖ずと聞く鬼魅魔呂に 口の端をクイッと釣り上げ 笑った


それは、言わずとも わかるだろう… そう言っているかのようだった…