『もし…』

暗闇の中 寺を訪ねる者がいた
僧林は、不思議ながらも門を開けた

そこには、歳はもいかぬ少女が一人…
年にして 十七ぐらいか…


僧林がそう考えていると…

『もし…あたしを ここに置いてもらえませぬか?』

少女は、幼い顔を 上げ僧林向けた