《でも…》
その時…

バンッ!!

勢いよくドアが 開かれた


「りんちゃーん!!」


「馬鹿者!相手に気づかれるじゃろ!;」


《ほーら 来た来た♪》

声は、嬉しそうだが 目は、笑っていない 和を敵対するみたいな…


「和!!」


「りんちゃん!助けに……」


和の動きが止まった
そう…もう一人の自分に気づいたからだ


「こりゃ 驚いた…」

後についてきた源も目を丸くしている


「和…この人は…」

話をしようとした瞬間


《話してる場合じゃないと思うけどなぁ。》


モゾモゾと動く塊を見ながら 刀の男が言う


まだ 終わっていない…