塊が 地面に降ってきた


薄暗くて見えないが 目をこらす


「あ…あ…」


《何 ビビってんの?ただの肉の塊じゃん(笑)》

冷たく言い放つ 男…顔は、和だが 中身(性格)は、全然 別人…

クスクス…

笑う横顔が 驚くほど綺麗…で…残酷な笑み…


モゾモゾ…


ハッ!!


《チッ しぶてーな。やっぱり アレないとダメか…》


「あれって?;」


独り言だと思う…でも 今は、あっしと 刀の男だけだ 小さな音も嫌でも 聞こえる


《数珠だよ。コイツを封印するための、コイツは、武器じゃ 死なない。》


眉ひとつ動かさず 坦々と話す


数珠・・・