「もしや、男?」 男って、なんかさ、口きたないよ。 その響きそのものが汚い。 なんて、今の苛立っているゆめには口が避けても言えないけれど。 「ちょっとちがう。同じ高校だった、咲斗くんと今朝話をしたの。」 恋なのなんだの、じゃなくて。