おもわせぶりな彼。



彼のお兄ちゃんだったのか。


「大和さんの弟くんなんだね、ええっと」

「咲斗」

「さきと、くん。」

ごめん、同じ学年の男の子の名前も知らずに、そのお兄ちゃんの名前を覚えているような無神経さんで。