「だーれだっ!!」




「ふ、ふぇ!?だ、誰ですか!?」




「コラ、茜。琥珀の目を隠さないの」




「えー。てか、普通に答えを言うなやー、春乃」




そう言って、アタシたちの前に現れたのは、琥珀と同じ、親友の朽葉茜(くちは あかね)と音槙春乃(おとまき はるの)だ


アタシたちはいつも四人で行動していて、とても仲が良いと自分でも思えるぐらいだ




「何の話をしてたん?ウチも混ぜてや!!」




「えっと、千歳ちゃんは、いつ告白するのか!?という話です」




「ちょ!?琥珀の話もしてたでしょ!!」




そう言うと、琥珀は「何の話ですか?」とでも言うような顔をし始めた


しらばっくれやがって…



すると、茜がその話に興味あり気な顔で




「ウチも聞きたい!!」




と言った




「嫌だ」




「何でよ!!ええやん、ウチにも聞かせてやー」




駄々をこね始めた茜を尻目にアタシは




「例え世界が滅ぶ直前だとしても、茜だけは絶対言わない!!」




と言って突き放した