しばらく道を歩いていると、また分かれ道にさしかかった



そこで琥珀と悠璃が立ち止まった




「私たちもこっちなので…」




「あ、うん。じゃあね!!」




「また明日です!!」




唯一の助け船、琥珀が居なくなるなんて…


アタシにとって、みんなと別れた後のこの二人きりの時間が苦手なんだよなぁ…



だって、好きな人と二人きりで話しながら帰るなんて!!


アタシには難易度が高すぎる!!



何話せば良いのぉぉぉ!!!!!




「千歳」




「ふぁい!?」




き、急に十六夜が話しかけてくるものだから驚いて声が裏返ってしまった……


アタシって本当にバカ!!!!!




「ぷっ…!!あははははっ!!!!!」




「い、十六夜!!笑わないでよ!!!!!」




「だ、だって…くくっ……お、お前が…面白すぎる……から………ふははっ!!」




コイツ…

その時、アタシの中の何かが切れた