「あなた!名前も知らないで
一緒にいたの!?
信じらんない!!!」

周りがざわつき、私に冷たい目が
むけられる。

けど、そんなの気にしてる場合じゃ
ない…。

だって私…

先輩のこと…なにも知らない…。

名前も、誕生日も、アドレスも、
電話番号も、何組かも、好きなものも
嫌いなものも…



何一つだって知らない…