「莉緒ちゃんねぇ!!
ねぇ…莉緒ちゃん。
遊びに行かない??」


「絶対…俺のもんにすっから…
覚悟しとけよ?」


差し出した手のひらを、
莉緒が握る瞬間に、俺がそう
呟いたのは、誰も知らない。

これから始まるのは、
悲劇か喜劇か…。


そのときの俺は、知りも
しなかったんだ…。