泣き叫ぶ私に、遠慮がちに
腕を回すお兄ちゃんたちは、
ただただ

「ごめんな?ごめんな?」

そう泣きながら謝った。


お兄ちゃんは…不器用なだけ…。

愛情がなにか知らないから…
歪んでしまう。

ただ、人一倍人を愛せるのと同時に、
人一倍人に愛を求める。