「陸斗…」

「この世の誰よりもお前が
好きだ…だから…頼むよ…。
行かないでくれ…」

ダサくて、情けなくてみっとも
なくて…けど…そんな姿さらけだして
でも、莉緒がほしい俺が…


一番憎い…。


「陸斗…。
ごめんなさい。
私には、好きな人がいるの。
どうしようもなく愛しい人が…
この手で抱きしめたい人が…。」