秘密の猫



あの高飛車な紫子が夢中になるほどの美男子ーーーーーー



榛奈憂。
財界のプリンスと称される男。
はたして毒のある女王のお相手ができるかな。








「おい舞香、」





「なんですお兄様?」




「お前、何考えてる」





残された王様は
ブラックコーヒーを飲みながら
低い声でそう言った。