「…優也?」 「俺からも言いたいことあるんだけど、聞いてくれる?」 私は頷いた。 「俺も未奈が好きだよ」 「え?」 「バカでアホだけど優しい未奈が好きだ」 あ、やばい。 また…涙が出てきた。 「だからさ、俺と付き合ってよ」 私は何度も頷いた。 「泣きやめよ」 そう言って優也は笑った。