幼なじみの好きな人




「話ってなに?」




「い、一回しか言わないから聞いてね?」



優也は静かに頷いた。




「私ね。優也のことが好きなんだ」




ダメだ。




「だからね…ぅ…だから」



泣いちゃダメだ。




「もういいよ。未奈」




優也は私の頭に手を乗せて言った。