アスファルトにゴロンと寝転がる片桐をムシして、屋上のフェンスの前まで足速に歩いた。
涙でゆらゆら視界がボヤける。
本当は……ずっとずっと疑問に思っていたことがある。
あたしは……あたしはっ。
誰からも必要とされていない存在なんじゃないかって。
型通りの枠にハマって生きているあたしなんて、他人からするとつまらない奴でしょ?
なんの面白味もなくて、輪の中にいたっていつも聞く側に徹するあたし。
自分から話す話題も思い付かなければ、人に何かを聞いたりすることもないような居ても居なくてもいい人間。
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