キミの心に届くまで



「どうもすみませんでした」



あまり関わりたくないから、大事にならないように素直にペコッと頭を下げた。



どうであれ、悪いのはあたしだから素直に謝るしかない。



そんなあたしの態度を見て、茶髪の男子は何も言わずスーッと視線をそらして前を向いた。


それ以上何も言われなかったことにホッとする。



とにかく、良かった……。



そして、日陰を探そうとぐるっと見回してみたんだけど。


どうやら、屋根のない屋上で日陰はここしかないみたいだった。



「隣、いい?」



この暑い中日なたに出るのは嫌だし、教室にも戻りたくない。