でもそれはめんどくさくなったからじゃない


次の段階へ踏もうとしていたからだ…


「あー…あと1分。もう一回くらいキスいっとくか…」


「はい」


心は…何でそんなにリーダーの言うことを聞くんだろう……


「その後は…ヤれ。あいつの集中力を切れ」


……⁉︎


気づけば下にいる奴は全員倒れていた


「おい。全員倒した。あとはお前だけだ…」


肩で息をしながらリーダーを呼ぶ爽


「じゃあちょっとタイマーストップな。これからのことを教えてやろう」


タイマーを10分にすると説明を始めるリーダー


「この10分間に俺を倒せたら何もない。が、10分たつとまたキスさせる。そしてまた10分たつとヤらせるから。覚悟しろ」


「な……‼︎お前ふざけてるのか⁉︎」


制限時間は20分…


それ以上経つと…私は……


「あーじゃあこうしよう。10分経ち、キスし終わった後2分ごとに一枚ずつ脱いでもらうか。そしたらぴったり5枚だしな」


こいつ…頭イカれてる……


何としてでも爽くんを潰す気だ…


「じゃあ、俺からも要望が」


爽くん……?


「5分間だけ俺ら二人っきりにしろ。拘束はそのままでいい。能力無効化されてるんだろう?」


リーダーの男は笑うと


「わかった。鍵はこちらで預かっておく」


鍵⁉︎


げ‼︎ロープだけかと思ったらなんか鍵付きの拘束器具もある…


しばらくして男たちは出て行った