あの日から毎日練習


目まぐるしい変化もなく一週間ぶっ通しで練習してようやくたくさんの水が出せるようになってきた


「……翔くん。何してるの?」


突然結界外から声が聞こえた


「あ、姫ちゃん‼︎おはよう。爽、ちょっと中止に「当たり前じゃボケ!」はい」


翔にキレた……


まぁいいや


「姫ちゃんもう身体大丈夫?」


それより俺が気になることがあるんだよな……


「うん‼︎動かしても痛くないし、むしろ前より元気になった気がする‼︎」


簡単な診察を終えた後


「姫ちゃん…なんで魔力増えてるの?」


「え?また増えてる?」


「うん…206872」


前見た時と比べ物にならないくらい増えている魔力


でも姫奈には心当たりがあるみたいだからいっか


「うわ…マジだ…すげぇ」


思わず声を上げてしまった


「あ、爽くんも魔力増えてるじゃん。よかったねー」


え?俺も増えてる?よっしゃ‼︎


て言うかなんで姫奈が魔力わかるの?


「なぁ翔。姫奈って眼鏡…「かけてない」…だよなぁ…」


即座に否定された…


「私ね、特別なの。全部の魔法使えるしね?」


「「えぇぇぇぇ!!??」」


叫んでしまった


何それ⁉︎全部の魔法使えるとか……


「まぁ、そんなことどうだっていいじゃん。いつ退院?今日退院していい?」


「別にいいけど…」


翔がそう言ったので今日退院するらしい


嬉しいからいいや