俺はどのくらいかな…?


「あ、お前は4865。以外と多いな」


「そりゃどーも……」


なんでわかったんだ?


「わかった理由はこの眼鏡だな。かけてみ?予備あるし」


言われた通りかけると頭の上に数字が見える


「翔ってすげーんだな」


翔の頭上には9782と書いてあった


「嬉しいんだけどな〜あの数字見たらしょぼく感じるよ」


翔が指差す先は姫奈


姫奈の頭上は90821


「桁が違う……」


もう少しで10万行く…。


「な?それ見てから俺見たらしょぼく感じるだろ?」


確かに……


俺なんて…なぁ?


「魔力は努力をしだいで増えるから。まぁなかなか増えないけどな」


「この眼鏡くれね?欲しいんだけど」


いーよー。とあっさりOK


「その眼鏡かけてちょっと見ててみ?」


そう言って翔が魔法を使う


「我が杖よ。我の命令を聞きたまえ。アイス」


パキパキパキ


と床が凍る


「数値見てみ?減ってるだろ?」


本当だ…約1000減ってる


「だいたい一つの魔法で魔力は1000使うから…。学校で習うような『ファイア』『ウォーター』『サンダー』『テレポーション』は500くらいで消費が少ないんだよ」


なるほど……


知らないことだらけだな…


「俺が使った様な『アイス』とかの他の魔法は消費が激しい。最も激しいのは『ヒーリング』自分の魔力を使って相手を回復させるからね」


ヒーリングは余裕がなかったら難しいのか……


「まぁ他にも色々魔法の種類はあるからとりあえずお前はこの床を水浸しにできるようになれ」


それからずっと練習してたけどやっぱり水たまり


「今日はここで終わり。姫奈がいつ起きるか分からないからお前は泊まり」


「は⁉︎」


気づいた時にはもうベットが置いてあった


「はいおやすみー」


出て行った翔


それから毎日練習してたけど水たまりがちょっと大きくなったくらい


でも俺の魔力は毎日少しずつ増えていった