「あぁ、姫ちゃん。目を覚ましたのか…よかった…。ん?体はやっぱりまだ動かせないか…」


指先を少し動かすのにも鈍い痛みが走る


「皇子様、そんなにガン飛ばさないで」


「えーっと…翔くん?」


うろ覚えだったけど確かそのはず…


「そうそう。時雨の兄貴の息子。あーよかったマジで。これでお爺様に殺されずに済んだ…」


え⁉︎お爺様一体何を言ってたの⁉︎


しばらくしてお爺様も来た


翔くんが呼んだらしい


「姫奈ー…よかった……」


言わないとね…出会ったこと


「お爺様…私ね、お父様とお母様にあったよ……幸せそうにね…2人で生きていたよ」


そうかそうか。と泣いている


「集合したところ悪いんだけど…面会時間が終わるから帰ってもらわないといけないんだけど……」


「「「「はぁ!?」」」」


……ハモった‼︎すご…


「また…明日来てね。じゃあねー」


面会時間が終わるなら帰ってもらわないとね。


苦笑いしながら帰っていくみんな


さみしいけど明日も来てくれるもんね


しばらくして足音が消えた…