「爽ー!!起きろー」


俺は昨日携帯を握りしめたまま寝たらしい…


眠いから無視してると


___ガッシャン。ゴトッ!


「……ゔっ!…徹…‼︎」


痛ぇ……殴りやがったな…あいつ


しかも部屋に置いていた固形物で


「あ?起きた?もう一発逝っとく?」


ニコニコしながら満足気に徹


「……チッ。着替えるから出て行け」


邪魔だ。入られてもろくなことねーし


「えー?男同士だからいいだろ?」


……面倒くさい。最終手段使うか


「真白が待ってるだろ?早く行け」


___ビュッ!


バットを振る徹


あと1センチで当たるところだった…


「……徹。覚えとけ…。ん?何この匂い?」


着替えて部屋を開けた瞬間に文句を言った


が俺が気になったのは鼻についた匂い


「爽ー。姫奈ちゃんが朝ごはん作ってくれた‼︎食お」


おー。とやる気のない返事をしながら席に着いたが内心めっちゃ嬉しかった


「「「「いただきまーす」」」」


掛け声と共に食べ始める四人


作りすぎたのか無駄に多かったけど腹も減ってたし


俺も徹も久々の手料理だったので大量に食べれた


そんなこんなで食べ終わったら完食


「「「「ご馳走様でした」」」」


マジで美味かった…。


「姫奈料理上手!私毎日食べに来る!」


は?毎日来んなよ…


「本当に!めっちゃ美味かったー。俺も毎日食べにいていいか?」


お前もかよ…。美味いのは認めるけど


「もちろん。私じゃ爽くん起こせないし、朝の爽くん起こし係は徹くんだね」


はぁ⁉︎


おれ毎日殴られる…


「了解」


楽しそう顔で見てくるあいつに露骨に嫌な顔をしておいた


まぁみんなで食べれた方が楽しくていいけどな……