ピピピピ‼︎ピピピピ‼︎


っっ‼︎うるさい‼︎


「ふぁ〜あ…。朝ごはん作らないとな」


顔を洗って、歯を磨いて…


薄く化粧して、部屋着から制服に着替えて…


「よし!何作ろう…。今日は和食でいっか」


ご飯を炊いて、味噌汁も作った。卵焼きも焼いて…。


楽しくなってきた作りすぎた


「あー…やっばい。作りすぎたよぉ…」


ピンポ-ン


「はぁーい‼︎勝手に入ってきていいよ」


ガチャ


「お邪魔します!…うわっ‼︎すごいい匂い」


真白ー!玄関から叫ばないでー


「え⁉︎姫奈ちゃん上手っ‼︎絶対これ美味い。早く食べようぜ」


あ、まだダメ


「爽くん起きてからね?」


その瞬間、部屋から飛び出しどこかに走り出した徹くん


しばらくしたら


___ガッシャン。ゴトッ!


……!?


「な…何してるんだろ?」


「わからないよ……」


すごい物音からしばらくして


「……ゔっ!…徹…‼︎」


何かキレてる⁉︎一体何したの⁉︎


ニッコニコしながら満足気に席に着く徹くん。

一体何をしてきたんだろう…?


「……徹。覚えとけ…。ん?何この匂い?」


「爽ー。姫奈ちゃんが朝ごはん作ってくれた‼︎食お」


おー。とやる気のない返事をしながら席に着く爽くん


「「「「いただきまーす」」」」


掛け声と共に食べ始める四人


作りすぎたから残っちゃうかな?


そんな心配もなかったようで、食べ終わるとお皿の上には何もなかった


「「「「ご馳走様でした」」」」


すごい…全部食べてくれた…


「姫奈料理上手!私毎日食べに来る!」


え?毎日来るの⁉︎別にいいんだけどさ


「本当に!めっちゃ美味かったー。俺も毎日食べにいていいか?」


「もちろん。私じゃ爽くん起こせないし、朝の爽くん起こし係は徹くんだね」


絶対私じゃ無理。だって凄い機嫌悪そうだったんだもん‼︎


「了解」


爽くんは嫌そうな顔をしてるけどこれから毎日みんなで朝ごはんだ!


楽しみ〜!!