それから時はすぐに過ぎてついに明日は入学式。


『姫奈〜部屋行っていい?』


「いいよ。おいで‼︎ついでに徹も連れてきて。私も爽くん呼ぶから」


『はーい』


___コンコン


「はい?姫奈?」


ドアが開いてないから相手はすぐ分かる


「うん。真白達が来るって。爽くんもどう?……ってあ」


話してる最中に真白達が来た


「爽!!早く出てこーい」


「入ってきて。移動だるい」


分かったーって徹くんはすぐ入った


私も入っていいのかな?


「姫奈、入ろう」


真白が入ってるならいいや。入っちゃえ‼︎


「お邪魔しまーす」


初めは他愛もない話をしていた


でも途中から


「爽ー!!ヤバいよ〜。パンダが…パンダが大量発生してる…」


あ、徹くんパンダ嫌いなんだ…


「は⁉︎嘘だろ…。パンダマジ無理。香水臭い…」


あ、爽くんも無理なんだ…


「実は私も…。臭いんだよね…」


「え⁉︎真白も⁉︎実は私も…。香水臭い…涙出てくる…」


みんなパンダは嫌いなんだ…


「真白のルームメイトは?パンダ?」


あぁ…と思い出したように


「私のルームメイトね?昨日骨折したらしくて、あと5ヶ月後来るんだって」


との報告が。


「あ、そろそろ10時になるよ‼︎寮長が来る!早く帰らないと」


「うげ!じゃあな、爽!姫奈ちゃん!」


部屋が違うと大変だなぁ…


私達の部屋は特別に広いから集まるのは最適


「じゃあね。ばいばーい」


走って部屋に帰った二人


「じゃあ私も部屋に帰るね」


早く寝ないとな…とか言いながらいつもテレビ見たりパソコンしたり携帯触ったりしてるんだけどね?


「あぁ。あ、携番とメアド教えてくんね?」


そう言えば教えてなかったな…


「うん。いいよ‼︎赤外線で送るね」


メアドとかを交換して部屋に帰った


外の世界とこの中の世界では電波状況が違う


だから新しい機種を買わなければならない


今、持ってる連絡先は真白と爽くん、そして徹くんの3人。


仲良くなったら他の人とも交換しようと思う


明日は早いし…今日は早く寝よう


あ、そうだ…


《明日、一緒に行こう》


メールで真白に送信する


するとすぐに
《いいよ‼︎迎えに行くから…そのついでと言ったらなんだけど朝ごはん食べさせてー(> <)徹も一緒に…》


朝ごはん…そっか。作ろう…‼︎


《いいよー‼︎みんなで食べよう‼︎》


もう私達は四人で動くのが当たり前になっていた


《ありがとー‼︎姫奈様様‼︎じゃあ、おやすみ☆》


《おやすみ‼︎》


携帯の電源を落とし眠りにつく


目覚まし時計のアラームを6時にセットするのも忘れずに…