二体一


2人とも水使い


どの位の魔法が使えるんだろうな…


勉強になりそうだ


「アイス……」


パキパキッ……


音を立てながら凍る床


ツルツルしてて歩きにくそう…


「テレポート」


二階に上がり窓を触っていく


窓ガラスがない窓から風が入ってくる


寒っ⁉︎おいおい…やめてくれ


「悪足掻きか……」


姫奈を追い二階に行く2人


奥は行き止まり


「行き止まりか…そろそろ能力値もないだろう。捕まえるのは容易いな」


「テレポート」


二人の背後を取る姫奈


「たいして跳べてないじゃねーか。大人しくリーダーの鍵をわた……⁉︎」


足元がぐらりと揺れる


あ…あいつ……


「さぁここで問題です。窓ガラスはどこにテレポートしたでしょうか?」


そう言うとステージに跳んできた


そこから叫ぶ


「正解は、二階を支えている鉄柱でした」


その瞬間崩れ落ちる


「「ぎゃあああ……‼︎」」


叫びすぎだろ。わからねぇこともないけど


はぁ…、薄く溜息を吐くと


「テレポート。はいお二人さん回収ね」


2人を回収した姫奈


何気に優しいんだな


___スト


「降参しますか?」


「まだやれる……」


もう無理だろ


「じゃあ、10秒以内に立ちなさい」


腰が抜けてるって分かってて言うのかよ


「..........3ー2ー1ー0。時間切れ」


悔しそうな顔をして睨んでくるが怖くもなんともない


「じゃ、私を拉致った理由、吐いて貰うわよ」


俺……絶対姫奈は怒らせないでおこう


そう決めた瞬間だった…