「「我が杖よ…我の命令を聞き届けたまえ。ウォーター!」」


体育館とは忘れるくらいの水を出す


「爽はこの量の水を操って」


「え?え?無理!」


やっぱり無理かぁ…


でもやってもらうわよ……


「イメージイメージ。さぁ頑張れ。爽なら出来るよ」


パッと水から杖を離すと爽の方に吸い付いた


「出来てるよー‼︎爽は適当に振り回しといて‼︎」


指示を出すとその通り振り回す爽


「テレポート」


真白と徹を助けに行った


「真白!徹くん!」


相変わらず捕まったまま…



「姫奈!来ちゃダメ」


「危ない!後ろ‼︎」


後ろ?


あぁ…


「サンダーサーベル」


キンッ


と音を立てる剣


「ゴメンね…悪いけど…サンダー」


丸焦げ一歩手前、気絶したところを見計らい…


2人を助ける


「私は体育館行ってくるね。2人は寮に行って」


「でもっ……‼︎」


心配そうな顔をする2人


「大丈夫‼︎カナリア国第一皇女よ?誰にも負けないんだから‼︎」


「そう…いってらっしゃい」


頷くと体育館に行く


「あーあ…何で捕まってるの?」


なぜか爽が捕まっていた


「いやー…すまん‼︎相手も杖持ってた」


すまん‼︎って言われてもな…


先代の人?


なら納得