「あ、着きましたよー。ここが能力開発都市です」


「「わぁぁぁ……」」


私と真白は2人で声をそろえて感激の声を上げた


狭いのかな?って考えてたらすごーい広い。


周りは壁で囲まれてるけどその壁にも絵が書いてあって壁とは思えない


寮がたくさんあって学校も広い


「爽……すごくね?早入りして正解だったな」


「あぁ……」


まだ能力者がいないみたいだから普通の街並みだけど…しばらく経ったらすごいんだろな…


「感激してるところに何ですが……学生寮に着きましたよ」


車から降りて荷物を受け取る


中に入ると寮長がいた


「いらっしゃい。ここは常盤ヶ丘学園の学生寮です。寮内での能力の使用は厳禁です。では部屋へご案内します」


素っ気ない人…でもこの人怒ると絶対怖い…


「雨野真白さんの部屋は寮No.13。黄瀬徹さんの部屋は雨野さんの前の寮No.14。そして、八王子爽さんと桐生姫奈さんは1番奥の寮No.15です」


……え?


まさか……私と同じ部屋の男の人って…


この超がつくほどのイケメンさん⁉︎


皆と部屋が隣同士。これはラッキー☆


「10時以降の部屋から出るのは禁止です。では私はこれで」


スタスタ歩いて行っちゃう寮長。


それは置いておいて……


「何何?何で爽と姫奈同じ部屋なの?しかもその部屋だけデカイし」


……聞き間違いじゃないよね


「私、説明受けた時男子と女子1人ずつ余るから強制的に男子と同じ部屋なんだって言われた……」


「俺も……」


嘘でしょ⁉︎本当にこの人が…私のルームメイト


「じゃ、とりあえずさ…荷物とか整理しようよ。そして出来たら都市内探検しよ‼︎」


真白は探検したくてしたくてたまらないんだね…


「うん‼︎じゃ、できたら部屋の前集合ね」