それから、特に何にもなく。下校となりました。



こうさんについて分かったのは、本名が「矢先 考」っていうこと、あと俊足な事。そして無愛想。それだけ。



私の名前も教えたけど、特に興味はないみたいだった。



運命の恋を期待していたけど・・・これは違う気がするよっ!?



「あ、アイ!」


道端で急に声をかけられ、後ろに振り向く。


黒に緑色の掛かった綺麗なセミロングの髪を揺らして現れたのは、私の幼馴染の柚希 澪。



私とは違って女子力高くてモテ意識のある、すごく可愛い女の子なのだ。私といえば赤髪くせっ毛、ツインテにして誤魔化してる。


「アイ!日曜日、新しいカフェで一緒に食べに行かない?!」



「わ・・・行きたい!」



考さんの事でぐるぐる悩んでた事も吹っ飛んで、二人でお茶することに決定したのでした。