今まで気づかなかったけど、私って赤面症? なのかもしれない。 すぐにまた、倉科の胸に顔をうめる。 「まじかよ。可愛いすぎんだろ。」 「ほれ。帰るぞ。」 「うん。送ってくれるの?」 「当たり前だろ。」 私たちは歩き出した。 手をつないで。すれ違ったぶんをまた取り戻すように。