ココロノート~Sound of the heart~

「え、そんなに驚いたかな?(笑)…ごめん…」


このままだと、白石さんはまた朝みたいにペコペコ頭を下げて走って行っちゃう…と思った俺は、必死で白石さんを引き止める…つもりだった。


「朝は…ほんとにごめんね?俺、緊張しちゃって…あ、新しい学校だったし!」
「....」


黙ったままの白石さんを前に、焦りながらだけど必死に謝った。
朝のこと、まだ怒ってるなら悪気はなかったし、許してほしいし。
...できることなら普通に話もしたい。


でも白石さんは鞄を持ち上げて...


帰っちゃうのかな?なんて思ったけど白石さんはそこからノートとペンを出して、何か書き始めた。


...もしかして、話したくもない?


俺さ、こんなに女子から嫌われたことってあったかなってほど苦痛(笑)
正直、さすがに…


「苦痛だよそれ…(笑)」


スッ…


なんて思ってたら、白石さんが俺にそのノートを差し出した。


そこに書かれてたのは…


「嘘、だろ…」


…衝撃だった。



『もしかして、転校生?』




『ごめんね…』





『私、耳が聞こえないの。』