ココロノート~Sound of the heart~

時間もあっという間に過ぎ、今は放課後。


俺と勇斗に約束通り、学校を案内してもらっていた。


「で、ここが科学室。あんま使わないけど(笑)」
「ふーん…」


最上階の科学室の前は閑散として、ただ夕陽が差し込むだけ。


でも、あれ…?


〜♪


何か、聞こえる…。


「…ギターとドラム…?」
「あ、そうそう!」


そして、科学室から2つくらい飛ばした空き教室。


「…軽音部…?」


ドアの上にはいかにも手作り感満載の“軽音部”という小さい看板があった。


「そう、俺と咲夢は軽音部なの。」
「へぇー…」
「お前もどう?入ってみない?」
「うん…」


まぁ、確かにピアノは小さい頃からやってるけど…


ってか、勇斗と咲夢が軽音部だなんて驚いた。
勇斗は茶髪で足にはミサンガなんて…バスケ部とかだと思ったし。
咲夢は咲夢で制服は着崩してるけど髪は長めのストレートにメガネでいかにも文学系な感じだし。


勇斗はギターで咲夢はドラム。そしてもっと他にも部員はいるそうだ。


「じゃあ、俺これから部活行くわ!」と言ってその部室の前で勇斗とは別れ、教室に向かった。


「はぁ…部活か…」


どうしようかなーなんて考えながら教室へ戻ると、まだ1人残っていた。