いや、そんな事無いって…。
恥ずかしいこっちみんなよ皆揃って…なんて思いたかったけど、1人の女の子だけは、そっぽを向いたままだった。
こんな事もあるんだ…
その女の子は、俺がさっきぶつかった子だった。
窓際の一番後ろの席。
ずっと窓の外を見てる。
みんな、「彼女いるのかな?」とか「何部に入るのかな?」って言ってるけど。
…彼女もいないし部活の無所属予定ですから。
「新しいクラスメイト、中田隼音くんです!」
「お願いします」
「じゃあ、中田は窓際の一番後ろの…白石の隣な!」
「白石?」
「あ、今窓の外見てる奴な?…ちょっと迷惑かけるかもしれないが…」
と、最後の所だけ俺の耳元で言う先生。
相変わらずクラスはざわざわしたままだから絶対に聞こえてないはずだ。
迷惑って…何がだろう?
あの子、白石っていうんだ…
そう思いながら、自分の席へ着いた。
幸い、周りには明るそうなひとつばかりだから友達で困ることはなさそう....だな。
「隼音、よろしくな!俺は澤木勇斗(さわき ゆうと)」
「私は大田咲夢(おおた さくら)!仲良くしてね!」
「お、おう!」
よかった、早速前の席の2人が話しかけてくれた。
「えっと、白石さんだよね?よろしく!」
俺は隣に座る白石さんに話しかけた。
けど…

